仮説③

Ⅲ.売り手よし、買い手よし、世間もっとよし

株式会社日吉屋

1. 社会への貢献として:社長自身が築かれた海外市場とのパイプを、ものづくりをしている企業へ提供することで、さらなる日本の伝統産業の復興を目指している。
実際に日吉屋様の紹介でマレーシア、シンガポールと販路を拡げた染色事業者が出てきている。

株式会社日吉屋

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三嶋亭

・太郎氏は言う。無理な節税は一切しない。税金は沢山納める。あとはその税金を本当に役立つ形で使ってほしいと願う。日本という国が衰退することなく、繁栄してほしいから。日本に生まれ、日本に育ったから。

三嶋亭

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平八茶屋

1.持することも難しいこと。続けることが至上命題であるので縮小しても続けることを考えるといいます。それは家業に徹することで継続は可能です。但し本業を一部削り、経営の規模を縮小すると戻らないといいます。
暖簾は守るものではなく革新を繰り返していくことで、その歴史が築かれていくものです。
具体的な例を挙げていただきました。歴史の長さだけをいえば、奈良も滋賀も古い街であります。しかし奈良や滋賀の古いものは史跡として残されており、生活の一部とはなっていません。京都は変えるべきものを変え、残すべきものをしっかり区分することで歴史の中で生き続けているのです。町家の再利用はいい例だと思います。

2.継続が全てを優先するということ。しかし続けるためには、時代を読み、変革を繰り返し、 環境に適合していかねばなりません。これはダーウィンの進化論にも記されています。
まだ見ぬ未来を怖がって何もしないのではなく、継続しようという気持ちは絶対変えずに様々な課題に立ち向かっていくことがこれからの経営に必須であると思います。

平八茶屋

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本家西尾八ツ橋

1.老舗の社会的意義とは
文化を創出し守り続けることである。と一言で言い切られました。
そうなのです。京都の老舗はそれぞれのお店が独自の文化を持ち、育んでこられました。だからこそ京都の独特の文化、風土、町並み、ブランドが生まれたのです。文化のあるところに人は集まり、逆に人がいなくなると文化も廃れます。今後日本の人口が減少の一途に向かいます。そんな中でいつまでも守っていきたい京都の文化があります。老舗はそれを守り続ける義務があり、またそれを使命と考えておられる老舗の経営者は多くいらしゃいます。

2. 身体障害者の方の雇用も推進しておられ、外注先でも身体障害者の方が多く働いておられる企業に発注されているとのことでした。箱詰めのセット組みなどを外注されているのですが、少しでもこちらの手間が省けるように同封のチラシや案内も一式まとめて組んでくれるまでにレベルも上がってきたそうです。
社会に対して自分たちができる範囲で貢献していくこと、それが長く続ける秘訣であり、社会と共存共栄する秘訣なのだと思いました。

本家西尾八ツ橋

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高蔵

1.お客様同士が仲間になり、語り合うことで当社を中心としたコミュニティを形成したい。最後に、周りの方々に本当にお世話になった。今すぐにはご恩返しは出来ないが、少しずつ事業を拡大し、恩返しできるほどには事業を大きくしたい、と締められた。
しかし参加者の方から、支援された方は自分に恩返ししてもらうより、このすばらしい色をだす染色技術を使い、作品をいつまでも作り続けてほしいと思われるのではという声もあった。

高蔵

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本田味噌本店

当社の経営目標は「皆が幸せになる経営」である。
① 従業員が幸せになる
高い品質の商品をお届けすることで、従業員に働きがいを感じてもらい、社会に対する貢献も感じてもらえる。従業員への教育を経て自ら向上しているという実感を得てもらう。従業員が幸せに働ける職場作りが当社の企業価値作りの原動力となる。
② 取引先を幸せに
お互い社会ルールには厳格に付き合うことで、信頼関係を築き、安心できる取引先となる。そんな取引先とお付き合いすることで、win-winの幸せな関係になれる。
③ お客さまも幸せに
当社の味噌を買っていただいた主婦が、食卓で家族から今日のお味噌汁美味しいねと言ってもらえる風景を思い浮かべる。お母さんも幸せに、家族も幸せに、それを聞いた当社の商品を扱うお取引様も幸せになるような商品作りを心掛けたい。 社長は言われた。
世界の飢餓はすぐにはどうしようもないが、自分ができることをしていきたい。
会社の業績を上げ、国や地方にしっかりと税金を支払うことも当社の役目である。
人づくりも社会貢献につながる。
スポーツにも支援をする。トライアスロンの選手にスポンサーとなって支援する。
中国に工場を出し、グローバルな雇用創出にも貢献する。

本田味噌本店

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中村軒

やはりここでもお客様目線での三方よしが基本である。
① クレーム対応について、お客様に正論を言ってはいけない。その場では社長・専務が表に立って、謝罪する。周りのお客様にも気を使うべきで、さすがは中村軒だと思われるような対応をしなければならない。クレームをおっしゃったお客様も今後もまたお客様でいていただける対応をし、周りのお客様はこれまで変わらずお客様でいていただけるように誠意を持った対応に心がける。

② 当社の存続のためには、適正規模を守るということが重要。仕入先を犠牲にして、自社だけが大きくなるとか、お客様の負担で自社が大きくなるというのは、いつかおかしくなる。経営者として正しい判断は、元々狭い範囲から生まれたものなのだから、無理に拡げるのは無理があると考えるべきである。

中村軒

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傳來工房

1.地域一番店のみとしか取引をしない。現在エクステリア部門には約300店舗の特約店がある。
・徹底した品質管理主義から超一流と認められた、もの、人、企業とお取引をする。かえって拡大するとそのポリシーから外れ、品質に責任が持てなくなる。安心、安全な商品をお使いいただけるよう特約店は信頼の置ける、当社と方向性を一にした企業とだけ取引を行うこととしている。

2.自然環境にも優しい経営を行う。古いのは恥ずかしいことではない。汚れていることが恥ずべきことだ。
・自然環境にやさしい経営 これは最近エコに目覚めた企業がCO2の削減をテーマに、節電やリサイクルを進めている姿を思い出す。ここ傅來工房でも当然この取り組みはなされており、その程度が半端ではない。何より社屋全体を社員自身が修繕し、維持しているという。壁のペンキ塗り、天井・床の修理、廃品のロッカーも自分達で手入れして立派に使っている。捨てるという発想が無いようにも思えるほど、あるものを大事に使っている。そのアイデアたるや感動に値する。
欠品を防ぐための消耗品の管理手法、如何に“見える化”するかに集約されている。ペンからノート、祝儀袋ありとあらゆるものがその在庫量が一目瞭然で把握できるよう工夫されていた。事務室でも工場でもすべての備品の定位置が明確に決められている。 必要なものを必要なときに必要なだけ取り出せるような仕組み、それでいて在庫は最小限にできる仕組み、これを見た見学者で感動しないものはいないだろう。

3.住宅の受注範囲は1時間で行けるところに限定する。その心はいつでもすぐにお伺いでき、修理やその他のご要望にお答えできるためである。
大変住みやすく、200年持つ丈夫さが評判の家なら、口コミでももっと日本全国に広がりそうなものであるが、しかし当社の建物は会社から1時間圏内の物件が中心である。それはあえて限定しているという。1時間を超えるお客様からのご注文は断るというのだが、かつてその範囲外に立てて欲しいと熱望されたお客様がいた。その方は交通費までも出すので是非来て欲しいという。止むなくお引き受けされたそうである。現在遠くても定期的・不定期関わらず、ご自宅まで訪問するという。これぞプロである。

傳來工房

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宇佐美松鶴堂

1.海外の技術者を宇佐美松鶴堂に招聘し、時には先方の国家予算からの補助金で研究員として、時には正社員として雇用して、技術者を育てておられる。これまで英国の大英博物館の技術者を2名育てられた。現在もカナダから若い女性が勉強のため来られていた。もう3年目になるという。彼女の夢は、カナダにはこのような古い価値のあるものを修復する施設がないので、自分がそれを立上げ、国家の宝を守るという壮大なものだ。そうした意味でも宇佐美松鶴堂がされている人材育成はグローバルな社会貢献といえよう。

宇佐美松鶴堂

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佐々木酒造

1.お客様に向けて:同じことをやっていても成長しない。常にお客様目線で求められているものを提供していきたい。
・昨今流行のノンアルコール系の飲料として、日本酒の製造過程で造られるものに少し手を加えて、発酵させずにアルコールを含まない飲料として世に出ようとしている「白い銀明水」については前述のとおりだが、様々な顧客ニーズの中、健康というキーフレーズは現代人にとって欠かせない要素である。そこに着目し、数多くの失敗を繰り返し、産学公連携で開発された一品である。

2.社会への貢献:本業を続けるために研究をし続けていく。品質重視の商品を安心・安全においしく造り続けることが世の中のためになることだと信じている。
・下請け時代に大手(月桂冠等)から技術指導を受け、大変参考になった。大変細かなところまで指導を受け、おかげで現在では大手と変わらぬ技術力を持つに至った。大手ができない細かな部分での技術活用により、公的支援も受けながら、日本酒造り一筋に努力していく。佐々木家初代が言った一言「神棚に供えられるようなものを作りたい」。これは大自然を神と崇めた日本人が最も大切にしているものをお供えしてきた。お神酒と呼ばれるように日本酒はお供えの代表的なものである。それを作り続けることこそ社会への貢献そのものである。

佐々木酒造

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ちきりや

1.内なる社会貢献として従業員に対し:雇用の創出、生活水準の向上と意識改革
福利厚生として毎年慰安旅行に連れていく。その目的は従業員の考え方を変える、世界観を変えること。昨年は中国へ行って、最先端の場所と最も生活感のあるところを見てもらいギャップを感じさせている。あるテーマで目標を達成したら海外旅行を実行するというモチベーションアップ策にもつなげている。

2.外への社会への貢献として:しっかり儲けて適度に節税をして、税金はしっかり納めることが社会への恩返しと思っている。

ちきりや

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三木竹材店

食育が必要な時代だからこそ、子供たちに使いやすい竹の箸で正しい箸の取り方、使い方を学びながら竹の美しさを身近に体感してほしい。又、日本人として、竹製品を通して敏感に四季を、日本の文化を感じてもらえたらと、多様な箸を提案しています。

三木竹材店

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八代目 儀兵衛

1.米の需要拡大はすなわち日本の価値を高めると考えている。

八代目 儀兵衛 八代目 儀兵衛


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柊家

私たちのような老舗旅館は、和の文化の継承者として、畳の温かさや和室の希少価値を残すことが求められていると思います。そのためには、同業者も大切にしなければいけません。
京都には三大老舗旅館と呼ばれる旅館があります。炭屋さんと俵屋さん、そして私ども柊家です。各旅館に特徴がありますので、それに合わせてお客さまがお選びになっております。そのため競合することなく、共に京都、日本の文化を支え合う関係を築けています。今後も和の文化を守り、育てていきたいと思います。

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鈴木松風堂

お客さまが喜んでいただくことをする。そのことが当社にも、従業員にも、そして当社の仕入れ先にも喜びを与えることになります。
当社の商品は紙の器です。
だからこそ、いいデザインの商品を作れば、お客さまの中身の商品が、百貨店でも小売店でも、いい場所に置いてもらうことができます。
それがお客さまの売り上げにつながり、私たちの売り上げにもつながります。当社の売り上げが先にあるのではなく、あくまでもお客さまの売り上げ、喜びが先にこなければいけません。




中村ローソク

日本の伝統工芸品は、海外の安い製品に押され、現在、存続の危機にあります。伝統工芸品を制作する企業は老舗の中小企業が多く、また存続の危機に瀕している企業も多いです。
そのため、「おつかいもの本舗」を2店舗出店し、当社の商品だけでなく、それらの企業の商品を委託で置き、販売をしています。京都駅付近や寺町三条付近の観光客の多い地域に店を構えたのも、お客さまに「来て見て触って感じて本物を購入してほしい」という思いからの行動です。
本物を知れば、きっとお客さまはその良さに気づいてくださると信じています。




上羽絵惣

ネイルをまだしていない女性は約60%もいらっしゃいます。
その中には、肌や爪が弱かったり匂いに敏感であったりするという理由で、ネイルができない方がいます。そのような方にもネイルを楽しんでいただきたいと考え、胡粉ネイルは生まれました。
またご年配の方にも利用していただき、気持ちから元気になっていただこうということから、介護施設へのネイルボランティアも行っています。




堀金箔粉

あたりまえのことですが、税金は正しくしっかり納めます。
そのため優良申告法人をずっと続けています。
また地域の活性化支援に努めています。会社敷地内にある祠で地蔵盆を行ったり、近くの小学校のPTAの副会長を務めたり、中京納税協会青年部部会長などの役職に就いたりしています。




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